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【102人の裏ワザ】第230回 医療は、国という強力な支援を受けて発展した奉仕活動


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【 102人の裏ワザ達人!超速やさしい健康術 】  2011年 1月 20日  

          第 230 回 
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今日も元気イッパイ! コスミンです(^^)

みなさま新年あけましておめでとうございます!!
 
年があけて、このメールマガジンも6年になります(^^)v

今年も皆さんの健康管理にお役立ていただけるように

頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします\(^o^)/

 
ところで皆さん!! 今年に入って、ものすごい大雪だったり、

空気の乾燥が続くなど… 「 異常気象 」 が続いていますよね(>_<)
 
ちょっと心配なのですが、みなさん体調が悪くなったり、

風邪をひいて寝込んでしまってはいませんでしょうか?
 

今年は早速 「 インフルエンザ 」 が、

かなり猛威を奮っているようです…(ーーゞ
 
皆さんマスクをしたり、うがい手洗いなど

基本的なことには気をつけていると思いますが、

とにかくここまで空気が乾燥しているので、十分に注意くださいね!!
 

それでは、毎週お送りしているテーマ 

『 5年後、10年後の健康を守る 』 の第54回目です。
 
私達は10年後の健康をどのように守っていけばよいのか?

今日も大切な考え方をじっくりお話していきます。
 
 

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           「 5年後、10年後の健康を守る 」 
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 ステップ54
 

『 医療は、国という強力な支援を受けて発展した奉仕活動 』

 
 
前回は、周りの情報に振り回されないためにも、

視野が広く、あなたの将来を真剣に考えてくれる 「 専門家 」

「 お医者さん 」 を見つけましょう、というお話をしました(^^)

 
技術を提供することだけを考えている専門家よりも、

「 あなた 」 をちゃんと見てくれている先生と

しっかり縁をつないで、長期にわたってサポートしてもらいましょう、

というお話をしましたよね^^

 

でも、実際には、すごく素敵な先生も多くいるけれど、

「 ん~ なんでこんなに偉そうなの… 」 

と不快感を感じるような先生も、かなりいらっしゃいます…(ーーゞ

 

世の中には、いろんな業界の、いろんな先生がいますが、

医療に関しては、そういう先生が高い確率で多いと思いませんか(>_<)
 
その背景には、一人一人の人間性というよりも

「 社会的な仕組み 」 がそういう人を生み出しているという現実があります。

 

皆さんがその背景を理解できれば、今後、病院にかかるときに

もう少しお医者様の対応を寛容に受け止めたり、

感情的にならずにうまく医療と付き合っていくことが、できると思うんですよね(^^)

 

そこで今日は、そのことを踏まえたうえで

「 医療が発展した社会的背景 」 について

みなさんにわかりやすくお話していきたいと思います(^^)

 

まず医療という業界は、この数十年間、

「 国 」 という強力な支援者をもちながら、

患者を減らさないことで発展していった 「 奉仕活動 」 なんです。

 

「 医療を受ける人 」 が減ってしまうと、

医療のプロがそれだけで生計を立てていくことはできなくなる…。

だからこそ、患者を減らすことよりも、

「 医療のプロ 」 を育て、この奉仕活動を

発展させていくことを日本は選んできました。

 
奉仕活動、スポーツ、芸術、文化活動という分野は、

資本主義社会ではプロとしてやっていくのが、とても難しい世界です。
 
例えば、芸術的文化活動のひとつである 「 音楽 」 もそうですが、

バイオリンを演奏できる人、ピアノを演奏ができる人、

歌を歌うことのできる人はたくさんいます。
 
でも、そこでプロの 「 専業 」 として生計を立てることのできる人は

実力のある一流のプロの中でも、頂点のほんのわずか一握りの人だけです。

 
民主党の事業仕分けのときにも、「 音楽の文化活動の予算 」 が

けずられそうになる…ということがありましたが、

それは日本の中で 「 奉仕活動、スポーツ、芸術、文化活動 」 で

生計を立てるというのは、他の仕事とは比較にならないぐらい

とてもつもなくハードルの高いことだからです。

 
このような 「 奉仕・文化・芸術 」 の分野の

プロフェッショナルを守るためには、
 

○ 「 国 」 が支援していくか
 
○ 「 資本家(企業) 」 に感動を与えて支援してもらうか
 
○ 邪道といわれようとも、その分野の伝統のルールからはずれて

  「 世の中のニーズ 」 に合わせていくか

 
この3つの道しかありません。

 

しかしこれらの中でも 「 医療 」 においては、

すべての人々になくてはならない 「 社会の底辺 」 にあるものです。
 
ここをしっかりと強く築いていかなければ、

すべての人々の 「 安心 」 を失い、社会活動そのものがゆらいでしまいます。

だからこそ 「 国 」 をあげて、公益性を強めながら、守ってきたのです。
 

そのために必要だったのは、プロとして活動する人々が

そこに専念できるための 「 立場 」 と 「 環境 」 をつくること。

副業をしなくても医業に専念し、質を下げずに

クオリティを保つことのできる社会にする必要があったのです。
 

だから医療は、「 他の奉仕、文化産業 」 にはないほどの

「 国 」 から手厚い支援を受け続けてきました。
 
「 健康保険 」 という社会性の強い仕組みを日本はつくり、

医療にかかわる人々を 「 国 」 と 「 社会 」 は守ってきたんです。

 

スポーツ選手も、音楽家も、芸術家も、クリエイターも…

みんな 「 国からの支援 」 という選択肢のない中で

プロとして頑張っています。
 
スポーツ保険なんてない。クリエイター保険なんてないんです。
 
医療だけが 「 健康保険 」 という、

10000円の商品を、3000円で提供できるための支援を

国からもらっています。

 

この意味がわかると、日本で 「 医療 」 に携わっている方は、

とても恵まれていることがわかります。
 
国や社会から 「 環境 」 や 「 立場 」 を守ってもらい、

安心して奉仕活動できるように、仕事をさせてもらっている立場なのです。
 

だから、健康保険の診療報酬にかかわって生計をたてている医療人は、

みな 「 国会議員 」 や 「 市議会議員 」 のように

公益性の強い仕事だと私は捉えています。

 

「 医療に専念できる立場 」 を与えてもらっているからこそ、

世の中で一番 「 国 」 と 「 社会 」 に本来

感謝をしなけれならない存在なのです。

 

このことを医療系大学は、「 医療教育 」 を施す前の段階で

医療を目指す人々に伝えなければなりません。
 
でも、日本の教育機関はそれをしないで、

「 技術、知識のみ 」 を伝えています。

 

医療に携わる一人一人の心は、現場で勝手に培われていくという前提で、

社会性、公益性の強い立場で守られ続けてている 「 歴史 」 を

ずっと伝えずに医療集団をつくりつづけてきたのです。

 

その結果、医療を大きくとらえ、自分の立っているフィールドの意味を

「 本質 」 として理解できている人が、少なくなってしまった…。
 
それが 「 医療の一部の先生 」 に勘違いを起こさせてしまったり、

人間性に影響しているんです。
 

では、このことを本来、誰が主導になって行うべきかというと

「 厚生省 」 です。
 
厚生省が医療系大学に、そういう歴史や公共性の強い仕事であることを、

しっかりと伝えるように枠組みをつくらなければなりません。
 

しかし、医療を動かしている 「 厚生省 」 は

医療に携わる人々の 「 監督機能 」 しか果たしていないのです。
 
医師がどのような処置をするべきか、

看護士がどのような処置をするべきか、

診療報酬はどうすればよいか、

そういう 「 医療を提供する側 」 の

「 ルールづくり 」 しか行っていないのです。

 

官僚という立場も、ルール作りばかりしていると

「 医療のガイドライン 」 を作ることが仕事だと思ってしまいます。
 
医師、看護士、介護士という多くの人々を

「 監督していくこと 」 だけに視野が狭窄し、

「 社会のために何をするべきか 」

その本質が見えないまま骨組みをつくってしまうことになります。
 

このように 「 医療の仕組みをつくる人 」 も 

「 医療を提供している人 」 も、

みんな国や多くの人々の支援によって守られているという 

「 公共性 」 の強い仕事であることを

忘れてしまっているように私は思います。

 

医療の現場は大変…。

もちろん、そうだと思うんです。

医療に携わる方は、一般の方にはわからない苦労もたくさんあると思うし、

プライベートの犠牲をはらって仕事をしているのも、その通りだと思います。
 

ただし他の 「 奉仕・芸術・文化産業 」 はどうでしょうか?

一流と言われる人でも、職業として成り立たせるには

プロフェッショナルのうちほんの一握りです。
 

その分野の 「 プロ 」 と言われている人でも、

日本では副業をしている人がたくさんいらっしゃいますし、

「 専業 」 にしようとすると、家族を養えない人のほうが多い現実があります。

 

それが理解できれば、休みがないほど 「 忙しかったこと 」 も

幸せだったとわかるはずです。  

そして、もっと自分の立場に 「 謙虚 」 になれるはずです。

 

その立場を理解しているかどうかは、

医療人の 「 姿勢 」 や 「 物腰 」 に

自然に現れてくると思います。

 

読者のみなさんは、

その 「 姿勢 」 や 「 物腰 」 を、

診察を受けるときに感じてみてください。
 
それがその人の 「 人間力 」 です。

 
 
 ステップ54

 
『 医療は、国という強力な支援を受けて発展した奉仕活動 』

 
 

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     【 102人の裏ワザ達人!超速やさしい健康術 】
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