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【102人の裏ワザ】第226回 健康診断の位置づけを考える


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【 102人の裏ワザ達人!超速やさしい健康術 】  2010年 9月 20日  

          第 226 回 
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今日も元気イッパイ! コスミンです(^^)

9月に入り、ずいぶんと涼しくなりましたね^^

皆さん、体調管理は大丈夫でしょうか?

 
特に 「 食生活 」 は、私たちのカラダを作る基礎になります。

食欲の秋といいますが、ついつい甘いものを食べ過ぎてしまったり、

脂っぽいものを多く食べてしまうことはありませんか(>_<)

今 「 食生活 」 でそのような傾向のある方は、

少し料理につかっている 「 食材 」 を見直してみましょうね(^^) 
 

それでは、毎週お送りしているテーマ 

『 5年後、10年後の健康を守る 』 の第50回目です。
 
私達は10年後の健康をどのように守っていけばよいのか?

今日も大切な考え方をじっくりお話していきます。
 
 

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           「 5年後、10年後の健康を守る 」 
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 ステップ50

 
『 健康診断の位置づけを考える 』

 
 
みなさん定期的に 「 健康診断 」 を受けておりますでしょうか?
 
健康診断というと、皆さんカラダの悪いところがないかを

くまなくチェックし 「 病気を発見する目的 」 で受診しています。
 

ここまでの数値ならば 「 正常値 」 ですよ、

これ以上の数値ならば 「 異常値 」 ですよ、というように

私たちから見ても、良い悪いがハッキリしていて、

とてもわかりやすい仕組みになっていますよね(^^)
 

日本全国どの病院にいっても、

同じように検査ができるのですから、

本当に病院はありがたいところです。
 

ただこれだけ高度な 「 検査技術 」 をもちながら

「 病気で苦しむ人 」 が一向に減らないのは

どうしてなのでしょうか?
 
血液検査、MRI、レントゲン、CTスキャンなど…

異常を見つけるための技術、医療機器はドンドン進歩しています。

なのに病気で悩んでいる人は、減るどころか増えるばかりです。
 

実は、これは検査の内容に問題があるのではなく、

「 検査をした後のフォロー 」 が

病気を予防することにつながっていないところに問題があります。
 

今皆さんが健康診断をなぜ受けるかというと、

「 自分のカラダに、病気があるかないか 」 を知りたいからですよね。
 
医療機関側としても 「 もし病気があるならば、検査でわかりますよ 」 

という位置づけで皆さんに勧めています。
 

そして、もし病気が見つかれば 

「 そのときには、病院でサポートします 」 と

異常があった人には、しっかり検査後に

病院がフォローする体制が整っていますよね(^^)
 

しかし、「 病気のなかった人 」 には、

異常がありませんでした…という報告だけで

その後のフォローは何もないんです。
 

本来、病気の人を増やさないためには、

「 病気のなかった人 」 ほどしっかりサポートして

病院にかかる人を減らしていかなければなりません。
 

でも、病気がない人に関しては、異常なしというお知らせを

するだけに留まっていて、「 あとは自己管理してくださいね 」 

とフォローは一切してくれません。
 

「 また定期的に検査を受けてください 」 と定期検診の案内はきますが、

そのときも 「 もし病気になったら、サポートします 」 というスタンスなので、

健康診断が病気を予防することには、何もつながっていないのです。
 

むしろ、病気やカラダの異常をあらゆる角度からたくさん見つけていき

「 病院にかかる人を増やす仕組み 」 になっています。
 
よくよく考えるとそうですよね!

健康診断で 「 異常値 」 があれば、

治療のために病院にかかるわけですからね(>_<)
 

つまり、医療技術、検査技術がドンドン発展しているのに、

なぜか 「 こんなに世の中に病院通いの人が増えている… 」

「 クスリを飲んでいる人が増えている… 」

その背景には、健康診断で 「 病人 」 をたくさん見つけて、

「 病院にかかる人数 」 を増やしているからなんです。
 

もし本当に病気の人を減らしていきたいと考えているならば、

「 病気でない人 」 にしっかり手厚くフォローし、

病気にならないための取り組みをするべきです。
 

でも、誰もやらない… 医療のプロであるお医者さんも

誰もそれに本気で取り組みません。
 
なぜでしょうか?
 
それは、「 病院のお金の入る仕組み 」 が

・ 検査をしたとき

・ 治療をしたとき

この2つのサポートをした時にしか

もらえない 「 仕組み 」 になっているからなんです。
 

健康診断をした後に 「 病気のなかった人 」 に手厚くサポートしたとしても、

お医者さんは1円も健康保険や国からお金をもらえないのです。
 
このお医者さんに支払われるお金を 

「 診療報酬 (しんりょうほうしゅう) 」 といいますが、

現状では、これが 「 もらえる仕組み 」 にはなっていないんですね。 
 

だから、優秀なお医者さんたちが、自分の知識と技術をつかって

世の中から病気の人を減らしたい、予防に力をいれたい、と思っても、

お金がもらえないので、力を入れることができないのです。
 

つまり、今の日本の医療システムというのは、

「 予防させない医療システム 」 

「 病人を増やす医療システム 」 なのです。
 
このシステムの中で、病気で苦しむ人を減らそうと思っても

減るはずがありません。
 

このシステムのままでは、

日本中の人が 「 病気 」 になるのを

ただじっと待っているだけです。
 
予防に何もつながっていないのですから、

ドンドン病人が増えるのは当然のことですね。
 

医師不足… 病院が足りない… 看護師がいない…

これは全部違うんです。
 
お医者さんが足りないのではなく、

「 病院に押しかける人 」 が多過ぎるだけなんです。
 

「 医師が育って増えていくスピード 」 よりも

「 患者さんが増えるスピード 」 のほうが圧倒的に早ければ、

医師不足になるのは当り前のことです。
 

医師はゆっくり増えているのに、患者さんが急増すれば

対応できなくなるのは当然ですよね。

そんな環境では 「 医療ミス 」 が起こるのも無理はありません。
 

そういうことは初めからわかっているのに、

健康診断をしておいて、病気のなかった人はほったらかし。
 
そして検査でひっかかった人は、「 再検査 」 「 治療しましょう 」 と

病院にかかる人を増やしている…。
 
こうやって患者さんがこれ以上増えると対応できない体制なのに

「 病院に訪れる人 」 をドンドン増やす仕組みを

厚労省はずっと変わらず続けているんです。
 

医師不足、看護士不足、医療ミス…

これらは全部起こるべくして起こっています。
 
「 医療システム 」 がこうなるように

作られているのですから、当たり前のことなんです。
 

この医療システムをつくっているのは、

私たちでも、病院でもありません。
 
「 国 」 ですね。
 
しかし、まるで厚労省は 「 医療関係者のなり手が少ない 」 ような言い方をして、

みんなの視点を本質から外すようにしています。
 

これからの時代、医療関係者を増やすことは期待できません。

日本はもう少子化モデルなので、医師の数が前年と横ばいでもバンザイです。

そもそも大学生全体が減っていくのですから、新卒全体のパイが減るのです。
 

これから医療関係者はドンドン減っていく。

患者さんは高齢化でドンドン増えていきます。
 
だから 「 患者さん 」 を増やさない取り組みに

一刻も早く手をつけなければダメなんです。
 

国がやるべき解決策はカンタン。
 
・ 病院が 「 予防サポート 」 をすると、診療報酬がでるようにする

・ 国民が 「 予防サポート 」 を受けると、健康保険料の一部が返ってくる
 
これだけです。
 

予防サポートを受けられるのは、

「 健康診断でよい結果だった人 」 だけにします。
 
健康診断は 「 健康の証明書 」 をつくる場所となり、

それを持っている人は、健康保険料の一部が安くなったり、戻ってきたりするのです。
 

予防サポートを受けられるのは、「 健康診断の結果の良い人 」 だけなので、

元気な人はドンドン元気になります。
 
みんな保険料を安くしてもらおうと、個人個人が 「 予防 」 に力を入れるんです。

病気だった人も、「 予防のほうが得だ 」 と自分で何とかして

病気を克服したり、病気にならないように努力します。
 
病院は、その 「 予防 」 を応援することで報酬が入る。

だからお医者さんも、「 予防 」 にドンドン力を入れます。
 

こうして 「 病気の人が減る仕組み 」 と 

「 病院が予防サポートをしても成り立つ仕組み 」 を合わせて取り組めば、

今起こっている医療の問題は、ほとんど解決してしまうことなんです。
 

でも、厚生省はそういうことやりませんね。

いろいろ医療とのしがらみがあるのでしょうか…。

たぶん、こういうことは思いついても、

いろいろあってやれないんだと思います。
 

だから、私たちは 「 国が助けてくれたらラッキー 」。

そういうスタンスでいたほうがいいです。

政治が何とかしてくれる… 国が何とかしてくれる…というのを待つのでは、

「 自分の人生 」 が不安定でしかたありません。
 

だからこそ、皆さんは病気に関して

「 自分で守る力 」 を身につけなければなりません。

もっといえば、自分で病気にならないようにする。

自分で医療費をかからないようにする。

そのための取り組みを、長期的にみながら 「 自分自身 」 で行うのです。
 

では、それをどう行っていけばよいのでしょうか?
 
国や医療システムに頼らずに、

どうやって 「 自分のカラダ 」 を守るのでしょうか?
 
そのための方法について、次回はわかりやすく解説していきます!!

次回もお楽しみに(^^)

 
 
 ステップ50

 
『 健康診断の位置づけを考える 』

 

 
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     【 102人の裏ワザ達人!超速やさしい健康術 】
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□ 発行者   : 小角 昌弘 (コスミン)       

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