妊娠出産コンサルティング 【１】
女性が子供を産みたいと思っていても、
「 ご主人 」 があまり気持ちが進まなかったり、
子供ができても、できなくてもどちらでもよい…といった
「 夫婦間の温度差 」 があるケースが多くあります。
このように 「 ご主人 」 と 「 奥様 」 の間に
「 温度差 」 が大きく出ている場合には、後々ご主人の
奥さんへのサポートが少なかったり、奥さんへの 「 配慮 」
が足りないケースが多いのです。
奥様はすごく苦しい状況にあるのに、
ご主人はのんきにテレビを見て笑っている…
女性の気持ちを何も考えないで、夜に求めてくる…といった
女性のメンタルを配慮できずに、不妊治療をきっかけで
夫婦間に亀裂が起こってしまうケースが多々あります。
そして妊娠中は乗り越えることができても、
その後 「 産後 」 の配慮できなかったり、
子育てへの理解が少なかったりと、「 女性側 」 にばかり
大きな負担がかかってしまうことも多いのです。
女性はそのような状態の中で、毎日妊娠のために一歩ずつ行動を
していかなけれならないわけですから、当然 「 精神状態 」 は苦しくなります。
実はそういったご主人のサポート不足が 「 妊娠しにくい環境 」 を作り出し、
さらには妊娠を難しくさせている…という背景があるのです。
ですから当機関では、まず初めに
「 ご夫婦のヒアリング 」 からスタートします。
ご夫婦のヒアリングを通じて
「 ご主人がどれだけお子さんを欲しいと思っているのか 」
「 奥様がどれだけ苦しい気持ちになっているか 」
こういった 「 夫婦間の温度差 」 を一つ一つ
確認していくところから始めていきます。
このステップを踏まずに、ただ排卵に合わせて準備をしたり、
人工授精などの不妊治療を行っていても、なかなかうまくいきません。
初めの段階でここに大きなズレがあると、
奥様がもとめる 「 配慮 」 を男性側は満たしてあげることができないため、
場合によっては途中で奥様の気持ちが折れて
不妊治療が 「 ストップ 」 してしまうことが多くあります。
ですから、まず妊娠出産を実現するために、
「 夫婦の気持ちを一つにしていくこと 」 。
そして 「 夫婦の温度差をなくしていくこと 」 からはじまります。
この 「 夫婦の温度差 」 を埋めていくために、当機関が次に進めていくことは、
ご主人に 「 女性のカラダ 」 について知識をもってもらうということです。
実は何よりも、これが一番重要な部分になります。
妊娠をする、出産をする、ということは、
女性にとって、人生で最大の 「 体質改善のチャンス 」 になります。
これはどういうことかというと、女性にとって 「 子供を育てて産みおとす 」 ということは、
たくさんの血液を使って子供を育てあげ、全てを外に出してリセットさせるという
「 カラダの排泄 」 も同時にしていることと同じなのです。
お腹の中でお子さんを育てていくには、今までよりも早いペースで、
たくさんの 「 血液の栄養 」 を使わなければなりません。
そしてそれを使い切れば、今度は 「 新しい栄養 」 を補充することが必要になります。
つまり、今までのものをたくさん外に出して、
新しいものをたくさん取り入れる…。
この 「 カラダの生まれ変わり 」 を
人生で一番ダイナミックに行われるのが 「 妊娠・出産 」 なのです。
だから女性が妊娠をして、出産をするということは
人生でものすごく大きいことなんだ、ということを
ご主人によく理解してもらう必要があります。
この理解があるからこそ、ご主人は奥様を気遣ったり、
家事や育児中のサポートをしてくれる気持ちになるんです。
ご夫婦ともども、わかりやすく医療用語を使わずに伝えていきますから、
ご主人もスッと頭の中に入ってきて、無理なく理解することができるはずです。
ご主人の 「 奥様への思いやり 」 は、
奥様の体についてよく理解しているからこそ、生まれてくるものなのです。
このように、妊娠は 「 体質改善 」 をする最大のチャンスなのですが、
一方で 「 妊娠、産後の過ごし方 」 を間違えてしまうと
「 母体のカラダを壊してしまう 」 という大きな危険性も重なっています。
これは世の中のほとんどの方々が盲点になっている部分なのですが、
産後に少しずつ変化していく 「 骨盤 」 の戻り方に大きく関係しているのです。
出産後、骨盤というのは８時間ごとに
左右の骨盤が少しずつしまっていくのですが、
この起き上がるタイミングを間違えてしまうと
片方の骨盤だけが締まらずに、カラダに 「 左右差 」 が生まれてしまいます。
その影響が、女性のカラダにとってその後大きな影響を与えてしまい、
なかには産後１０年以上にもおよんで、「 体調不良 」 が続くケースがあるのです。
あれだけ出産する前は元気だったのに、
子供を産んでから体力がなくなった…
腰が痛みやすくなったり、頭痛が起こるようになったり…
原因不明の体調不良が続くようになった…
このような方が、世の中本当にたくさんいらっしゃいますが、
これはすべて 「 産後の過ごし方 」 を間違えてしまったばかりに
起こっていることなのです。
ですから、この産後の過ごし方をよい状態で進めるためには、
早い段階で 「 家事 」 を初めたり、カラダに無理をかけないことが大切になります。
でも家事や仕事をほおっておくわけにはいかない…
そこで必要なのが、パートナーである 「 ご主人 」 の理解と協力です。
ご主人が奥様の 「 一番の理解者 」 になると、
女性はメンタル的にも肉体的にも、ものすごくラクになります。
不妊治療を同じするにしても、環境が全く変わってきますから、
体質改善もとてもスムーズにしやすくなるのです。
ご主人がどれだけ家事や子育てに協力してくれるかで
「 奥さんの一生のカラダが決まってしまう 」 といっても過言ではありません。
妊娠出産というのは、女性だけが頑張るものではなく、
本来は 「 夫婦 」 が一緒になって進めるものです。
にもかかわらず、世の中のほとんとのご夫婦は、
奥様だけが一生懸命に頑張って、ストレスや不満も
奥さんばかりが抱えることになります。
さらには、夫婦二人ともカラダへの影響を知らずに過ごしていますから、
「 家事 」 や 「 カラダの無理 」 を早い段階で始めてしまう…
間違った産後の過ごし方をして、カラダの不調をつくってしまうのです。
女性がより 「 妊娠、出産、子育て 」 しやすい環境を作っていくためには、
「 カラダの知識 」 が必要不可欠だと思ってください。
それが将来 「 元気 」 に過ごせるか、
「 不調 」 を抱えながら過ごすかの分かれ道なのです。
