例えば　「　肘　（ひじ）　」　が痛むようなときには、
「　呼吸器のはたらき　」　が衰えていて、
肋骨がさがったまま　「　肘　（ひじ）　」　を使うことで
痛みが出ているケースもあります。
場合によっては　「　心臓のはたらき　」　を守るために
胸が萎縮して負担がかかって起こるケースもあります。

このように、カラダの不調というのは
その部位　「　単体　」　で起こっているわけではなく、
「　全身　」　と関連しながら起こっています。
ですから、痛い、熱がある、辛い、違和感がある、
という反応が出ている時には、必ず　「　全身　」　の状態を読んだうえで
解決方法を導き出さなければならないのです。

しかし世の中のカラダの専門家の多くは
「　部位　」　ごとの専門家として成り立っているため、
「　全身　」　との関連を考慮できずに
原因を見つけ出すことができないケースが多くあります。

専門家にその場所を見てもらっても
何の不調もみられない、骨にも問題はない。
でも、本人は痛みは感じているし、違和感を感じる…という
「　原因のわからない不調　」　として
ずっと病院めぐりをしている方がたくさんいらっしゃるはずです。

このような不調の多くは、異常の起こっている場所が原因ではなく
「　全身　」　を視野にいれなければ、
まず原因を見つけ出すことは難しいと考えてください。
「　痛みが出ている場所　」　だけを一生懸命にみていても、
いつまで経っても不調を解決することはできないということです。

治療院や病院に２年以上通っているのに、なかなか痛みを解決できない…
何度も不調をぶり返している…　という方は、
この　「　部位　」　だけを見ているために、本質的な原因を
いつまで経っても取り除くことができていないのです。

当機関のサポートでは、骨格に痛みが出ているときには
専門家が必ず　「　全身との関連　」　をみながらサポートをしています。
そしてなぜここに痛みが起こっていて、なぜこういう不調につながったのか、
あなたの　「　カラダの歴史　」　を一つ一つ見ていきながら、
再発しないための提案を行っていきます。

自分でできるケア方法も、あなたのカラダの不調に合わせて行っていきますから、
個人によってサポート内容や順番が大きく異なると考えてください。
「　全身　」　を視野にいれることで、不調をスムーズに解決できることが
たくさんありますので、今　「　原因のわからな不調　」　や　「　長年の痛み　」　で
悩まれている方は、専門家に詳しい状態をお伝えしたうえで、ご相談ください。